化粧下地vol.2 コントロールカラーの色別効果
こんにちは!
メイクアップアーティストのCANNAです。
本ブログでは私がこれまでに学んできた知識や培ってきた技術をもとに本当に役に立つ美容の情報をお届けしていきます。
今回は「コントロールカラーの色別効果」について。
コントロールカラー(カラー下地)を使うのって上級者向きだと思っていませんか?
でも実は理論を知ってしまえばとっても簡単なんです…!!
色の補正効果を上手に利用することでファンデが薄づきでもまるで素肌が美しいかのように見せることができ
かつ、(ファンデが薄づきになることで)メイクも崩れにくくなるというメリットも!
一度覚えておくだけで新たなお悩みにも自身で対応できるようになりますよ。
ニキビにグリーンの下地は色相環に基づいていた…!
いきなりこの図を見せられて、なんだか難しそう…なんて思う方。
よく「青クマにはオレンジ」、「(赤)ニキビにはグリーン」、「黄ぐすみにはパープルがいい!」なんて聞いたことはありませんか?
青の反対に位置する色、赤の反対に位置する色、黄色の反対に位置する色をそれぞれ見てみてください。
青の反対はオレンジ、赤の向かいは緑、黄色の向かいにはパープル!!
それぞれ対極に色が存在しているのをお分かりいただけましたでしょうか?
そう。つまり、色相環に基づいているんです!
カラーコントロールは、お悩みの色にたいして反対の色〔補色〕を用いる事で、効果的にお肌の気になる悩みを打ち消してくれるアイテム。
ニキビや濃いシミなどファンデでは隠しきれない肌悩みを隠そう隠そうとファンデやコンシーラーを何度も重ねなくても
色の持つ効果を上手に利用することで、より薄づきでカバーをすることができるんです。
コントロールカラーの色別効果
ここからは色別の効果を説明していきます。
なりたい肌のイメージやお悩みに合わせて、自分にぴったりな色のカラー下地を見つけてみてくださいね。
◼︎ホワイト
透明感アップ、発光効果、透明感、黒ずみ毛穴を目立ちにくくする効果も
注意点:ブライトニング効果が高いので全顔に塗ると、お顔が大きく見える
◼︎ピンク
女性らしい、ふんわりと柔らかい印象に。血色感アップ、黄ぐすみを抑える。
注意点:膨張色なので全顔に塗ると、お顔が大きく見える。もともと肌の赤みが強い人にはお勧めしません。
◼︎イエロー
ヘルシーな健康的なお肌に。肌の色ムラ修正、くすみ・赤みを抑える。
注意点:肌が明るい人に使うと黄ぐすみっぽく見えたり、肌が暗い人に使用すると白浮きすることも。ブランドによって明るいイエローとくすみイエローがあるので自分に合うイエローを見つけるのがお勧めです。
◼︎オレンジ
どんより強いダークなくすみの救世主!濃いクマや濃い色素沈着を抑える。
注意点:濃い色素沈着やステロイドの服用などで皮膚の色が赤黒くなってしまったお肌など、ベージュでカバーするとグレーっぽくみえる方はオレンジのコントロールカラー(しっかりカバーしたい時はオレンジのコンシーラー)がお勧め。また、個人的な見解ですが、赤みはあるけど肌色が暗めな方はイエローよりもオレンジの下地を使った方が自然にトーンアップします。
◼︎グリーン
強い赤みを撃退。ニキビや強い赤ら顔に。
注意点:お肌の色にはない色味なので、全体に塗ると不自然に白く浮いて、顔色が悪く見えてしまうことも。悩んでる箇所のみに薄く少しずつ重ねます。
※広範囲の小さいニキビによる赤みなど、かなりひどいニキビではない限り基本的に黄色やオレンジの下地をお勧めしています。(日本人で肌が明るめの方にはイエロー、肌色が暗めな場合はオレンジ)
◼︎ブルー
涼しげな透き通るようなお肌に。赤みを抑えながら、透明感アップ。
注意点:血色感のない方や肌がくすんでる人は、顔色が悪くなるので要注意
火照り顔さんなど、ちょっと赤みの強い、10代〜20代くらいのお肌の方が合ってるような気がします。
注意点:トーンアップ効果が高いので全顔に塗ると、お顔が大きく見える
◼︎パープル
上品でエレガントな透明感。黄ぐすみを抑える。透明感を出しつつ、程よい血色感あるお肌に。
赤みなどの炎症よりも黄ぐすみなどが気になる大人肌を上品に美しく仕上げてくれる色。
カラーコントロールは基本的に、トーンアップ効果や透明感、血色感を出すので全顔に塗ることはお勧めしません。
次回は化粧下地の塗り方とお勧めアイテムについて紹介したいと思います。